パリ最大の墓地、ペレラシャースの天使像。
小さいけど有名な天使。
作家のオスカーワイルドのお墓にはファンのキスマークが。
死んでも、これだけ愛されれば、作家冥利につきるのでは?
作曲家ショパンのお墓は花で溢れ、記念撮影するグループも。
優れた芸術は何世紀も生き延びる事を再確認してしまった。
芸術家のお墓の愛され方は特別だった。
ちなみに今日はお墓ではなく、セーヌ川左岸のある教会に映画スターの様な大天使がいると聞き、かなり探し歩きました。やっと見つけたものの、光の状態は刻一刻と変化するし、彫像だけにポーズの指示はできないし、なかなか根気のいる撮影でした。ただ、動かないのに、撮る角度でまったく違う表情をみせるので、人物撮影とは違う面白さもありました。調べてみると、教会や美術館だけでなく、パリの墓地には立派な天使像が多いと分かりました。墓地とは最初は意外でしたが、地図を片手にした観光客もかなりいました。作家のオスカーワイルドの墓にはたくさんのキスマーク。作曲家ショパンの墓では花が飾られ、記念撮影に興じるグループ。湿った感じはあまりなく、静かな彫刻公園という印象。趣向を凝らしたお墓を脇目に「天使を探す旅」もなかなか楽しいものです。
噂の映画スターの様な天使は圧倒的な存在感だった。
かつてはヘミングウェイが原稿を書いていたかもしれないテーブルで、
現代のパリジェンヌは携帯電話を使って情報交換したり、
おしゃべりに興じたりしていた。
コーヒーとミルクが惜しげもなくたっぷりと別々の瓶に。
ようやく、今ひと仕事終えて、カフェで一服しています。サンジェルマンデプレ地区の「レドゥマゴ」。サルトルやボヴォワールが根城にし、ピカソやヘミングウェイも足繁く通った名店です。彼らの議論を想うだけでも刺激的。何しろ世界的な文学や哲学が、ここで生まれたのですから。
カフェオレはここでは、Cafe’ Cremeと呼ぶそうです。コーヒーとミルクが別々の瓶にたっぷりでてきて、これまたオシャレ。と言うか、その佇まいが長居しても良いというサインにすら思えます。要するに、議論したり、原稿を書いたりするには、まさに最高の場所なのです。
屋外席の椅子がみな通りの方を向いていて、それも気に入りました。道ゆく人や隣の客を眺めているだけでも、彼らそれぞれの物語を感じ、全然飽きません。パリのカフェ文化が生まれた地とあって、興奮気味です。
値段もさほど高くなく、観光客だけでなく、パリッ子たちも使っています。文学や哲学の妖気が今も漂っているのは、そのあたりの絶妙なさじ加減かもしれません。さずがはパリ。Cafe’ Cremeは成熟した大人の薫りがしました。
この一杯が効いたのか、天使の写真に添える文章などが浮かんできそうです。では、また。
現在でもカフェが主催する文学賞があるそうだ。
No comments:
Post a Comment